エンターブレイン:浜村社長がニンテンドーDSとPSPを予測

http://www.mainichi.co.jp/life/hobby/game/news/news/2004/10/08-1.html

 ゲーム雑誌大手「エンターブレイン」の浜村弘一社長は8日、年末に発売される新型ゲーム機について、「ニンテンドーDS」(12月2日発売予定、1万 5000円)はユーザーが買い控える可能性があり、「PSP」(年末発売予定、価格未定)は発売時期の延期もありうる、との見方を示した。


 「ニンテンドーDS」は、本体価格がユーザーを満足させた一方で、同時発売のタイトルに人気ゲームがないことを挙げ、ユーザーが買い控える可能性があると指摘した。むしろ、9800円に値下げした旧型機「ゲームボーイアドバンスSP」に人気が集まるとの見方を示した。


 PSPについては、9月下旬に開催した「東京ゲームショウ2004」で公開したPSPUMDでゲームが動かせなかったことなどを根拠に、ソフトの開発が遅れていると分析した。さらに「3月までの延期もありうる」としている。価格や発売日の発表が遅れている点もマイナス材料としている。


 ゲーム機市場については「ゲームソフトの収穫期」と分析した。ハードは、PS2の普及が進んだため、売り上げが一段落するが、ゲームソフトは「ドラゴンクエスト8」などの人気ゲームが一斉に発売されることから、昨年度を上回ると予想している。【河村 成浩】


[エンターブレイン]
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(04年10月8日)