アダルトUMDが登場

やじうまAV Watch:ついに登場!? PSP用アダルトUMDビデオ

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の「PSP」(プレイステーション・ポータブル)用UMDビデオは、3月3日に27社が参入を表明。4月13日に11タイトルが発売されて以降、当初の予想より順調にタイトルが追加されている。5月27日現在、弊誌のUMDビデオ発売日一覧には、45タイトルが登録されている。

 結局のところ、フォーマットの立ち上げに、“エロ”のパワーは絶大であるということだ。ということで、今までの映像再生機器よりさらにパーソナルなプレーヤーであるPSPには、アダルトタイトルが受けそうだというのは、だれしもが考えるところ。しかし、ソニーグループの中でも、「子供に夢を売る」商売をしているSCEIの製品であるPSPで再生するUMDビデオに、アダルトタイトルが出るなんてもことはありえない。勝手にそう考えていた。


 だがしかし、読者から編集部にあるサイトのURLが書かれた一通のメールが寄せられた。そのURLのサイトを開いて見ると、アダルトDVDを販売しているサイトのようだ。今時、アダルトDVDソフトの販売サイトなんて珍しくもないが、スクロールしていくとページの中ほどに、なんと「世界で一番早くアダルトUMDビデオを発売!。7月8日発売決定、詳しくは6月1日公開!」と書かれているではないか!


 通信販売情報を見てみると、株式会社泰成が運営しているようだが、実際に購入される場合は、もちろん自己責任で。また、サイトの内容については編集部では保証できませんのでご了承のほどを。


 早速、SCEIの広報に聞いてみると、「UMDビデオは、ゲームとは異なり、DVDビデオのような汎用ビデオメディアだと考えています。そのため、ゲームの様にコンテンツ内容に関しての管理はしていません。発売されるUMDビデオの内容について、把握する立場にありません」とのこと。


 つまりUMDビデオは、DVDビデオと同じように、コンテンツと資金さえあれば、法律に触れない範囲の内容のUMDビデオが作成できるということのようだ。現在発表されているUMDビデオの多くも、最初に発表された27社以外の複数社からがラインナップしていることにも納得がいく。現在市場に出回るUMDビデオは、DVDビデオのダウンコンバートであるような印象が拭えないが、今後はアダルト以外にもPSPで視聴するというスタイルにあったUMDビデオのタイトルが、各社から続々と登場することを期待したい。