TGSにてPS3が販売予定価格を変更:20Gが49,980円に

後藤弘茂のWeekly海外ニュース

●さまざまな変更を意味するPLAYSTATION 3の価格設定変更

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PLAYSTATION 3戦略を大きく変更した。
東京ゲームショウで新価格を発表した久夛良木健


 従来は59,800円(税別)を予定していたPLAYSTATION 3のエントリモデル(20GB HDDコンフィギュレーション)の価格を、税込みで49,980円に引き下げ。さらに、従来は上位版(60GB HDDコンフィギュレーション)にしか搭載されていなかったHDMIインターフェイスを、20GB版にも搭載する。HDMI端子付きPS3という意味では、2万円を超える値下げとなる。

 今回の件は、表向きは、PS3のローンチ価格の大幅引き下げだが、その意味するのは単純な価格設定の変更ではない。PS3をどう位置付け、どう売るかという、SCEの基本戦略の変更が、今回の背後にはあると見られる。

 簡単に言えば、高価格路線のこれまでのPS3は、ゲーム機というよりコンピュータという位置付けだったが、新価格ではゲーム機の色彩がぐっと強くなった。つまり、コンピュータ寄りからゲーム機寄りへと、もう一度位置付けが戻されたように見える。

 それは次のような変更も意味すると考えられる。リスクの高い賭けから、よりリスクの少ない穏当なアプローチへ。短期間でコンピュータに育てるスピード戦略から、長期的な移行戦略に。オープンで広汎なアプリケーションへの展開から、よりゲームソフトフォーカスに。対PCではなく、対ゲーム機に。総合的な戦略変更だ。

 SCEの今回の戦略変更が、PS3をエンターテイメントコンピュータに育てるという長期的なビジョンに影響を与えるとは思えない。しかし、“PS3をどう立ち上げるか”という点については、明瞭に戦略が変わった。それは、より現実的なラインに戻すというだけでなく、PS3を取り巻く現在の厳しい状況を打破するという意味もある。

PS3 20GB版が49980円に | ゲームの裏話

本日の東京ゲームショウにて発表されたようです。


みなさんご意見さまざまのようですが、

購入を元々予定されてた方からすればうれしい話でしょう。


しかし実際問題SCEのやり方はひどい。


方向性も不透明で夢物語ばかり。


以前の価格を発表した当初は、

ハードで利益がとれないビジネススタイルはしないと名言。


安すぎたかも発言があったのに、

さらに安くする思考もわからない。


パッケージメディアに関しても少し触れているようで、

現在からは考えられないライブなエンターテインメントの幕開けという発言も。


パッケージメディアブルーレイディスクは、

何の為に標準装備されているのでしょうか。


将来がとても心配になってきました。




このニュースを受け気になってくるのが出荷比率。


60G版と20G版の出荷比率がどれくらいになるのか。


というのも60G版を買う必要性が薄れた今、

大半の方が20G版を買うのではなかろうか。


オープンプライスという設定の60G版は、

売店の好きなように価格設定ができるわけで。


いくら卸値が20G版同様1万円強値下げされようが、

その価格を素直に反映するとも思えません。


性能的にもかなり追いついた20G版が、

やはり主流となると考えるべきなのではないだろうか。


後藤弘茂氏 も述べていますが、

今回の値下げは20G版が主流になるとなると、

事実上2万円以上の値下げになっているのです。


しかし出荷比率が1:9など60G版にかたより、

20G版が極めて少ないのであれば値下げに意味はありません。


発売まで2ヶ月を切っただけに、

早く比率などの情報公開もほしいところですね。