Wii、DS好調の陰で、ゲーム制作技術は衰える一方?

http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2007051705.php

 ミストウォーカー坂口博信氏とともに、Xbox 360向けRPGロストオデッセイ』の開発に取り組むフィールプラスの社長、“レイ・ナカザト”こと中里英一郎氏。PCゲームの初期からゲーム制作に携わり、Broderbund、エレクトロニック・アーツ・ジャパン、カプコンMicrosoft Game Studiosと、さまざまな職場を体験してきた同氏は、日本と海外のゲーム開発事情に詳しい人物でもある。その中里氏に、欧米のゲーム開発者向けコミュニティサイト“Gamasutra”がロングインタビューを敢行した。


 7ページにもわたるインタビューは、過去のゲーム開発の裏事情や『ロストオデッセイ』の制作状況などにも踏み込み、読み応えのある内容。たいていの日本人関係者ならコメントを避けるような記者の質問にも、ズバリ本音で答えている。とくに注目されるのは、日本におけるゲーム開発の現状に懸念を示しているところ。「今後何年かは、数多くの国産ゲームがWii/ニンテンドーDS向けに発売される一方で、“ハイエンドなゲーム”(高スペックを要求するハード上で技術の粋を集めたゲーム)は少なくなるだろう」という同氏のコメントを受けて、次のようなやり取りがある。

http://digdug.seesaa.net/article/41327988.html#more

Gamasutra先ほどの、日本の会社の数多くが任天堂のコンソール向けに開発しているというお話はとても興味深いです。
というのも、その結果、次世代機向けの知識レベルが日本だけ遅れていくんじゃないかと思ってしまったからです。日本のゲーム産業の未来について、そういった心配はありますか?もしくは任天堂はそんな状況下になっても持ちこたえられると思いますか?


Nakazato:それはとても危惧していますね。ゲーム産業というのはグローバルなものです。したがって、それらを含めた市場全体が好調なままならば問題はありません。でもそれを日本のゲーム産業とゲーム業界に限ってみると、これは憂慮すべきポイントになります。私は、日本のゲーム業界はよりクラシックなポジションに推移していくんじゃないかと思っています。PCのオンラインゲーム市場で、欧米のパブリッシャーがハイエンドで美しいゲームを制作する中で、よりクラシックな方向に落ち着いた中国や韓国に似たような感じです。
多少の立ち位置の違いは生ずるでしょうが、総合的に見るとグローバルなゲーム市場は好調を維持していくと思います。ただ、テクノロジーの面では日本は大きく遅れる形になるかもしれませんが。

参考京都府警察/サイバー犯罪対策

2007.05.19 Saturday 05:50 | posted by Mihara.


 WiiやDSが好調な日本ゲーム業界は技術力が下がる、
という事をインタビュった人がいたらしいので、


 はぁ?


と書いたら、インタビュった人の関係筋に消してくれ、と言われた次第。

参考no title - gayuu_fujinaの愚草記

ぶっちゃけ杞憂。


プラットフォームが変われば、それまでの技術資産がリセットされるコンシューマー業界に限れば、Wiiのハードが売れ続け、そこにソフトを供給し続ける限り、全く問題無い。


そして、技術資産を継承できるPCゲーム業界において、既に日本のソフトメーカの大半は撤退済みorエロゲメーカなので無関係。


ゲーム業界はグローバル、と言いうが、日本で海外にソフトを移植して販売しているのは、スクエニとかナムココナミセガ等の大手ばかりで、そうした会社は継続してハイエンドゲームも製作しているから、技術の遅延はあまり起こらない。


そして、100歩譲って中小の技術力低下を嘆いているとしても、土木建築、機械製造などの生きたノウハウが必要な分野と異なり、プログラムの世界はコンピューターと一緒で短期間で知識、技術が陳腐化するし、長く使えるノウハウもデザインパターンのように既に体系化されている為、必要になればすぐに追い付けてしまう。


Wiiに対するアンチ意見としても、あんまり質が良くないと思う。