欧州でもXbox 360値下げ
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米Microsoftは欧州でXbox 360を50ユーロ値下げし、349.99ユーロ(470米ドル)にする。同社は先に米国で同様の値下げを行っている(8月7日の記事参照)。
同社は8月20日の発表文で、この価格は8月24日から20GバイトHDD搭載モデルに適用されるとしている。また同社は120GバイトのHDDを搭載する新モデルXbox 360 Eliteを449.99ユーロで立ち上げる計画だ。
HDDなしのエントリーモデルXbox 360 Coreの欧州価格は20ユーロ引き下げられ、279.99ユーロになる。
Microsoftは今月、米国でXbox 360のメインモデルを約13%値下げすると発表した。重要なホリデーシーズン前に、売り上げを増やすことが狙いだ。
MicrosoftはXbox 360 Premiumモデルの米国での価格を50ドル安い350ドルに引き下げた。ソニーはその前に、プレイステーション 3(PS3)の価格を17%引き下げて500ドルとした(7月9日の記事参照)。
安価な任天堂のWiiとの予想外に激しい競争にさらされ、MicrosoftはXbox 360の魅力を中核ファン層である若い男性以外にも広めようとしている。
ゲーム機は、数倍の値段のPCにも匹敵するグラフィック性能など、高度化が進んでおり、このためメーカーは値下げに消極的になっている。特にMicrosoftはそうだ。同社は2001年にソニーのリビングルームへの影響力拡大を阻止するべくXbox事業を立ち上げたが、同事業はまだ黒字が出ていない。
Microsoftは6月末までに米国で560万台のXbox 360を販売した。これに対して立ち上げが1年遅いWiiは280万台、PS3は140万台だ。